資産運用 バカでも稼げる「米国株」高配当投資
著者:バフェット太郎
オススメ度: ★★★★☆
読了時間: 40分
バフェット太郎の持論
大まかな持論は上記の様なものだろう。
意見の根底にあるデータはS &P500の分析によるものである。
データの解釈は千差万別であるが、非常にオーソドックスな解釈を加えている。
ドルコスト平均法が持論の根底にある様だ。
よって、定期的にかつ機械的に少しずつ株を買い増すことを推奨している。
どうせ上がるならすぐにポンと買えばいいと思ってしまいがちだが、いつ暴落するかも分からないし、生活費は温存して余剰資金で投資すべきなのは当然である。
感想
あっという間に読めるので忙しい人もぜひ読んだら良いと思われる。
書かれている内容はすごく納得できる。
日本株に投資するぐらいなら、多少の税金は引かれてもアメリカ株の方が利益も大きいだろう。
この本に書かれている内容は、正直明日にでも実践できるし、
自分でポートフォリオを組む手間が嫌ならインデックスのアメリカ株の投資信託でも買っておけば十分だろうと思う。
日本は投資人口が非常に少ないし、その上でアメリカ株にまで手を出すのはかなりハードルが高いと思う。
アメリカ株はきっかけがないだけで、少し勉強すれば抵抗はなくなるだろう。
アメリカ株を最初に勉強するには非常にいい本だと思う。
なお、本書は長期運用を推奨しているので、
一気に生活が変わる、といった短時間で大儲けすることには向いていない。
日本株をやるぐらいならアメリカ株の方が良い、という点も私自身はagreeである。
株取引の要
いつ買うか?
に関しては、定期的かつ機械的に買いますことを推奨しているので、この疑問点には答えられている。
要は分からないから。
素人がベストなタイミングを見極めるのは不可能なことを前提としている。
困難とは言っていない、あくまで不可能と言い切っている点は清々しくて個人的には好きである。
いつ買うか、には明確な答えが示されている。
しかし、
いつ売るか?
に関しては、長期運用を掲げている以上は自己判断によるだろう。
必要な時に必要な分だけ売るといい。
資産形成は奥が深いと感じる。
それにしても、この本はもっと早くに読んでおくべきだった。
とにかく真似がしやすい。