分子標的治療薬 アバスチン
分子標的治療薬の作用機序
がん細胞と正常細胞の違い(がん特異的機構)を標的として抗腫瘍効果を示す。
分子標的治療薬の分類
•分子標的治療薬(大腸)
•小分子化合物
•マルチキナーゼ阻害剤
•抗体薬
•血管阻害剤
•抗上皮成長因子受容体抗体
大腸がんで用いられる分子標的治療薬は6種類。
胃がんで用いられるのは2種類です。
アバスチン(Bmab/ bevacizumab)
ここでは使用機会が多い血管阻害剤のアバスチンの関する記事を書きます。
下に中外製薬の公式HPのリンクを貼っておきます。
作用機序
がん組織の血管新生を阻害することでがんを直接攻撃する作用がある。
適応外、慎重投与となる場合
などがある場合は慎重な管理が要求されます。
副作用
上記は我々が普段特に注意しているものです。
頻度が多いもの、発症したら重篤になりうるものは要注意です。消化管穿孔を起こした場合は手術となる可能性が高いため起きてしまった場合は要注意です。
と言いつつ、吐き気や痺れ、皮膚障害などの副作用はあまり報告されていないので、どちらかというと自覚症状は少ないです。検査をしない限り分からない副作用が多いので、何もなければ患者さんは苦痛なく投与されている方も多いです。
治療スケジュール
2週間に1回投与と3週間に1回投与の2通りの投与法があります。
併用している化学療法によってどちらの投与方法かを決定します。
参考にできる信頼のおけるサイトのリンクを貼っておきます。