医師の本棚

30代の男性医師。読んだ本の感想や医療情報、医学部受験のことを思うままに書きます。

入院中の有意義な時間の使い方

入院中のスケジュールについてです。

 

最近はここ10年で入院日数が格段に短くなりました。

外来でできる検査はなるべく外来で行なって、十分な準備を行なった上で入院する様に日本全体が制度化される様になったので。

準備が万端になったおかげで、結構入院中の時間の使い方には個人差があります。

若者(骨折などの手術)

多くは10代から20代前半。バイクでこけたとか、スポーツでの骨折などなど。

大体は友人がお見舞いに漫画を大人買いして持ってきていたりして時間を潰せる様にしています。

拇指固定された女性

事前に準備するならスマホタブレットで好きな漫画を読みまくる、なんて時間の使い方もいいでしょう。

今なんかは、アマゾンで漫画を読んだり、映画を見るのもありでしょう。 

子供(虫垂炎など)

時代でしょうか?1週間前後の入院が多いですが、術後の調子がよかったりするとずっとゲームをしています。

多くは任天堂スイッチ。こっちが診察に行って、親御さんにゲームをやめろと言われてもすぐには止めないことが多いです。ゲームができているうちは術後の創の痛みも紛れるだろうし、ゲームをやっているうちは経過良好だな。なんて思ったりしています。本当に辛いときはゲームをやる余裕はないでしょうから。

働き盛りの男性(20代から50代)

人にもよりますが、パソコンを持参してなにやら仕事っぽいことをしている人もいます。大体はインテリジェンスの高そうな方がその様なことをされていますが。仕事は休みにしているはずですが、仕事が好きな人は入院中でも仕事をしないと気が済まないのでしょうね。

高齢者(手術)

術前は不安な気持ちがあってなかなか落ち着かない様に思います。でも術前なので案外時間は持て余すでしょう。本を持ってきて読んでいたり、ぼーっとしたりしています。個人的にお勧めなのは音楽を聞くのはいかがでしょう。調べてみるとアマゾンミュージックは3ヶ月お試しで音楽が聴ける様です。インターネットが使える方や家族で入院予定の人は音楽が聴ける様に設定するのも良いでしょう。

抗がん剤入院 

 抗がん剤目的での入院というケースがあります。こちらも定期的な血液検査確認が必要です。消化器系の場合は入院無しでもできるぐらいのものなので、入院して抗がん剤治療を行う場合はよほどのことがない限りは本を読んだり、音楽を聞いたりはできると思います。検査もそれほど多くないだろうし、結構ゆっくりできるはずです。

ゆっくり読書なんかはいかがかと思います。本はスペースを取るのでタブレット一つで本を読んでいる人なんかは進んでいるなと思います。50歳代ぐらいの方が入院している時はタブレットをうまく活用されている患者さんも最近は多くなりました。

 

こうやってみて見ると、アマゾンって優秀だなと思いますね。

入院中にiPadなんかを持参するのは良さそうですね。お見舞いにプレゼントするには高すぎますが。自分で買って準備するには良いかと。