医師の本棚

30代の男性医師。読んだ本の感想や医療情報、医学部受験のことを思うままに書きます。

医学部の部活

医学部の各部活の雰囲気はどんなものか?

部活の雰囲気

一言で言うと分かりません。

それぞれの大学のそれぞれの部活に、ある種伝統の様なものはあるでしょう。

しかしながら、各大学の部活には、いわゆるスポーツの強豪校の様な監督はおらず、運営者は学生になります。

学生が運営しているので、雰囲気を作るのはその時に在籍している学生です。

ですので、ある種の伝統はあったとしても、運営者が学生である以上は、雰囲気は在籍中の学生次第です。

しかも、毎年6年生が卒業して新入生が入ります。

常にメンバーは入れ替わるので、雰囲気はその都度少しずつ変化していきます。

なので、雰囲気は実際に見てみないと分かりません。

 

野球部、サッカー部、バスケ部、ラグビー部なんかはどこでも体育会系の色が強いのはなんとなく想像がつくと思います。

しかし、私が学生の頃は、ラグビー部なんかは結構まったりしていて、上下関係なんかもラフな感じでした。

今はどんな感じかは分からないし、その時にいる学生次第なところがある様に思います。

東(西)医体

医学生が一体何を目標にそんなに頑張っているのか?

と思うかもしれませんが、毎年夏に行われる東(西)日本医科学選手権という大会のために頑張っている側面があります。

その大会で優勝するのを目標に日々練習していました。

 

レベルは国体とかと比較すると、当然ながらそれほど高いわけではありません。

ただ、各大学にだいたい一人ぐらいは運動神経抜群、もしくはジュニアの頃からとあるスポーツに打ち込んできた様なスター選手が入ってきます。

それ以外は、スポーツ推薦等で入ってくる学生とは比較にはなりませんが、医学部医学科の選手のみが出場できる大会なので、似たり寄ったりのレベルになります。

 

先ほども書いた通り、どこの大学が強い、ということもありません。

たまたまスター選手が入学したりすると、その選手のおかげでその大学が急に強くなったりします。代々強い大学などがあったりもしますが、やはりスター選手が卒業すると、途端に弱小校になったりもします。

ちなみに、地方の大学などはどういうわけか、この大会の時期になると奇抜な髪の毛の色と髪型にして大会に出場しようという輩が頻発します。

 

看護科の扱い

当然ですが、看護科は東(西)日本医科学選手権には出場できません。

しかしながら、看護科もコメディカル大会という大会が同時期に開催されます。

なので医学部の部活にプレーヤーとして入部したり、マネージャーとして入部することは珍しくありません。部活によっては医学科だけ、という部活もありますが、看護科を受け入れている部活も多いです。

部内の恋愛事情

若者が集まるので、当然ながら部内でカップルが生まれます。

部内カップルが別れると、当然周りは気を遣います。

一人の女の子を取り合ったり、とか元カレが1個上の先輩とか、部内でごちゃごちゃすることはそれほど珍しくはありません。

もちろん望んでそうしているわけではないですが、ムラ社会の側面がそのあたりにも出てきます。

普通の大学でもサークル内で付き合ったりとか別れたり、浮気をしたり、という話はあるんじゃないでしょうか?分かりませんが、その時はサークルを去ったりするかもしれないですが、部活の場合は簡単に辞められません。

なので、部内で何人かと付き合う、というケースは当然ながらちょこちょこあります。

そんなムラ社会が医学部の部活ともいえます。