【政治】政治の絵本 学校で教えてくれない選挙の話
著者: たかまつなな
おススメ度: ★★★★☆
読了時間: 40分
対象:中学生がメイン、高校生も
たかまつなな
Twitter: @nanatakamatsu
著者はスーパーお嬢様のお笑い芸人。
育ちの良さ+教養で政治のことに詳しい+芸人
という異色の経歴の持ち主。
合わせ技で他に替えの効かない、独自性のあるキャラクターである。
時事問題に関するYouTubeチャンネルも開設されている。
政治の絵本
内容はすごく簡単で、誰が読んでも理解できる様に書かれている。
くどいぐらいに誰でも分かる様に書いているので、くどいなあと思う部分は、適宜流し読みしながら読むとよい。
漫画もふんだんに取り入れられており、とっつきやすいだろう。
この本を読んで一番思うことは「選挙には行くべきだろう」ということである。
シルバー選挙とは何か?についてすぐに答えられない人は一度読んでおくべきである。
この本で一番ささったのはシルバー選挙に関する内容であった。
絵がたくさんあって、簡単に書かれていて、女性が書いた本だという印象。
構成自体はどちらかというと中高生向け。
ぜひ、中学生に読んでもらいたい内容である。
ネット投票
別件であるが、ネット投票を早く導入したら良いと個人的には考えている。
ネット投票を導入しない理由が、本人の確認ができないとか、個人情報の問題など、いろいろな不都合がある、とよく言われる。
しかしながら、今まで一度もなるほど、と納得したことがない。
むしろ、どう考えても何とかなるはずだと思ったことしかない。
政治に関しては全く詳しくないので、大きなことは言えませんが、既得権益者たちは若者に投票して欲しくないのかな、と思ってしまう。
ネット投票にならない理由がそもそも、若い人に選挙にきてほしくない意図を感じる。
よって世の中を良くしたいと思っているなら、若い人も忙しいとか、政治に詳しくないので遠慮している、という事情があるのは良く分かるが、現状では選挙に参加しないといけないと思う。
政治に詳しくないと言いつつ、とりあえず選挙に行けば何かしらのアンテナを張るわけで、まずは行ってみて、そこから少しずつ勉強する、という順番でも特に問題はないだろう。
とにかく若者の投票率が低い状態で、高齢者が贔屓されている、と叫んだところで意味がないだろう。