センター失敗
センター試験で失敗して、浪人がちらついている人へ。
センター試験でこけて、可能性がないわけではないが、合格率は20%以下の人は非常に多いだろう。
センター試験のために頑張ってきた人も多いと思う。
失敗してしまったが、どうしても志望校に行きたい。
よって浪人しようと思っている人は非常に多いだろう。
確かに浪人も悪くない。
現役の時に志望の大学に一歩届かなくても、1年頑張れば志望校に再チャレンジできるので悪くない選択である。
将来的なことを考えれば、翌年にちゃんと志望校に合格できれば1年のロスは十分に取り返せるだろう。
だから浪人しよう!
そう思ってしまうと、今年の1ヶ月後に迫った二次試験の勉強に身が入らなくなるのは人間としては仕方ないことだと思う。
浪人する選択、覚悟は悪いとは言わない。しかし、二次試験対策は本気でやるべきである。浪人するからといって、今のこの時間に来年を見越した勉強を始める、とかそういう選択はすべきではない。
合格率が低くても、合格に最短の方法を考えて実践すべきである。
今年合格を取りに行く
理由はいくつかある。
①
今現在、苦手としている分野で(例えば習ったばかりの数Ⅲや物理の原子の分野)頻出の分野は現役生は苦手としている傾向にある。
そういう後半に習う分野は来年予備校に通っても、後半の秋口ぐらいにしか扱われない。
予備校も1年あるから、ということで教育課程の序盤からゆっくり講義が始まる。
よって今現在苦手としている分野はこのタイミングの二次試験対策で潰しておかないと来年の秋口ぐらいまで苦手分野のままである。
②
オーソドックスに浪人して1年勉強すれば多少は成績が上がるだろうし、志望校にも手が届くかもしれない。
しかし、センター試験に関しては水物的な要素が強いのは分かってもらえると思う。
来年、希望の点数に届く保証はない。
よって、今現在、可能性が低くても、来年同じ条件で、場合によってはさらに不利な条件で受験する必要があるかもしれない。
③
センター試験のビハインドは、センター試験で合格圏内の人と比較して数学の1問分ぐらいに相当すると考える。
要は、センターでE判定とか出ると結構気分が落ち込むのだが、数学1問分ぐらいなのでチャンスがないわけではない。
もちろん、二次の能力が高い人はセンター試験で失敗しない人が多いが、センターでたまたま上手くいった人も結構いるので、そういう人を逆転するチャンスもある。
数学1問分と割り切って、差がつくやすい科目をこの1ヶ月必死にやれば逆転の可能性は意外とあるのです。
合格20%以下、というのはマクロ的な視点であり、各個人に当てはめるものではありません。よって、センターのビハインドを挽回するチャンスはまだまだあると思って頑張るべきである。
思っているよりチャンスはあるはず!