【現代文】教科書ガイド
オススメ度:★ ★★★☆
対象:中学、高校生
学校の現代文の授業って、一体何を学んでいるのかよく分からない!と思っている人は多いのではないでしょうか?
試験の採点基準もよくマーク式ならまだしも、記述の問題も大体は正解にはならなくて、部分点だけもらえる。みたいなことは多いのでは?
現代文は評論であったり、小説であったりで、読む人それぞれの解釈があるのは当然で、基本的には正解がないものである。
それを試験にしているので、現代文の試験自体がよく分からない。よって正解は文章に書いていることを客観的に書く必要があるが、自分の解釈を入れずに、客観的な答えを出す必要がある。
かなり高度な知識と、読解力がないと、知らず知らずに自分の解釈が答えに盛り込まれてしまう。そもそも、学校の現代文の先生に本当にそれが出来ているかは疑問である。
なので、現代文に関しては、学校の教科書に合わせて教科書ガイドは持っておく方がいいと思う。学校の授業で取り扱わないテーマを扱っていれば、理解が深まるだろう。教師を頼りにしていない訳ではないが、現代文の授業で教師個人が挙げる問題と、その答えはどうしても、その教師のらしさが出てしまうだろう。
それよりは、教育委員会が選んだ教科書に対応する、出版社のセレクションをパスした教科書ガイドが参考にならないはずはないと思う。当時、私が通っていた高校では、教科書ガイドがなぜか禁止であった。教師側が買ってはいけない、と。
- 自分で考えなくなる
- 間違ったことが書かれていることがある
が主な理由だった気がするが、教科書ガイドを読んだほうが、問題提起がされているので、その都度考えると思う。
出版社のセレクションをパスしているので、教師個人の言うことよりは信頼性は高いと思う。今考えると、なぜ当時禁止だったかは謎であるが、そもそも禁止すること自体に意味はないだろう。今時、そんなことを言う人はいないだろうが、そんな時代であった。
実際、私は教師の言うことを無視して、というよりは気にせず、現代文は教科書ガイドを購入していた。授業で扱わなかった問題が応用問題として中間テストや期末テストに出題されることもあった。もしかしたら当時の現代文の先生は教科書ガイドも読んでいて、応用問題として温存するために教科書ガイドのテーマを扱わなかったのでは?
今になって振り返るとそんな気さえする。
なんにせよ現代文という科目の特性上、中学生、高校生は国語の教科書ガイドは持っておくべきだと思う。
現代文のセンター対策に関する書籍も多数あると思うので、時期が来たら探してみるのもいいだろう。